身体に優しい、ちょっとした話。

目次

お風呂に浸かると筋肉がゆるむんです

履物と足のお話

「水毒症」って何?


お風呂に浸かると筋肉がゆるむんです

お風呂

お風呂、毎日しっかり浸かってますか?
「忙しいからシャワーで済ませたいのよね」
「暑い日にお風呂ってなんか入り辛くて…」
「小さな子供がいるから、とても一人でゆっくりお風呂に浸かる間が無い…」
等々、お声が聞こえてきそうですが、お風呂をお勧めするには理由があるんです。

お風呂の水圧で、筋肉がゆるんでくれるんです!

まず、お風呂に期待出来る主な効果として、

1 温熱効果
暖かいお湯に浸かる事で体が温まり、血管が拡張して血液循環が良くなります。
それにより酸素や栄養分が体の隅々まで運ばれ易くなり、体内の老廃物が汗と共に排出され新陳代謝が高まります。

2 水圧効果
湯船に入ると全身に優しく水圧がかかり、筋肉を弛める効果があります。
また、水圧によるダイエット効果が近年注目されています。
(注:筋肉を弛める効果を狙う場合は、ジェット水流や打たせ湯等、強い刺激を伴うものはあまり良くないと言われています)

3 浮力効果(リラクゼーション効果)
湯船に浸かる事で浮力が得られ、内臓等が重力から解放されます。
お母さんのお腹の中にいた感覚に似ているのでリラックス効果が得られ、ストレス解消に繋がります。

等があげられます。

また、よりリラックス効果を得る為には、
ぬるめのお湯に、ゆっくり浸かる事が重要になってきます。
(適温と感じる温度に個人差がありますので、熱過ぎずぬる過ぎず無理のない温度で)
ぬるめのお湯にゆっくり浸かると、副交感神経が刺激されるのでゆったりとリラックス出来るだけでなく、脈拍も穏やかになり、眠りにつきやすい状態になります。

お風呂上がりは30分位ゆっくりとくつろぐ事がリラックス効果を高める為に良いとされ、その後寝床に入ると深い睡眠に入りやすいとされています。

ここまで読んで下さった方、お風呂に浸からないなんて勿体ない!…と思いませんか?
1回のお風呂でこんなに色々な効果が得られるのは1粒で何度オイシイのか…って感じですよね。
毎日でも、そして一日2回でも3回でも。お風呂はいくつかの点に注意すれば、沢山の良い効果が期待出来ます。

注意点としては、まず、熱いお湯で短い入浴時間だと上記の効果が思うように得られないばかりか、交感神経が刺激され興奮を促す脳内ホルモンが分泌される為リラックスしにくくなりますので、無理のない程度でなるべくゆっくり時間をかけて入浴する事です。
熱いお湯に短時間の入浴ですと身体の表面しか温まらず、お風呂から出た後汗をかきやすくなるので湯冷めしやすくなります。
そして何よりも注意が必要なのは、熱いお風呂は心肺系への負担が大きい事です。
脱衣所や浴室も含めて、急激な温度差に身体を晒して強い負担をかけないよう気を付けましょう。

無理な長湯等も身体に大きな負担となりますので、無理の無い範囲でお風呂を上手に使って(浸かって)下さいね。

筋肉を弛めるという意味で考えた場合、ジェット水流や電気風呂等の刺激の強いお風呂はお勧めできません。
強い刺激はリラックス効果も薄いので、ぬるめの湯船で静かにゆっくり、のんびり浸かって、筋肉を優しく弛めてあげて下さいね。

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履物と足のお話

足

最近サンダル履きの方をよくお見受けします。
手軽に履けて、蒸れないし、締め付け感が無くて楽だし、カラーバリエーションやデザインもオシャレで豊富、秋冬用にボアが付いた物まであって、小さなお子さんからご年配の方まで、普段履きに愛用されている方も多いのではないでしょうか。
実際、うちのお店に来て頂いているお客様もサンダル履きでお見えになる方が多いです。

当店ではお客様に、「常時サンダル履き」をなるべく避けて頂くようお勧めしています。
つっかけのような物やスリッパ状の履物は、足の健康を考えると、沢山歩いたり長時間履いたりするにはやはり不向きな履物と言わざるをえません。理由は後述。

まず、足の事を語るに於いて大切な「(足裏の)アーチ」について簡単に触れましょう。

踵、母趾球、子趾球3つの接地点を結ぶ、3つのアーチがあります。
ちょうど足の裏に三角形を描くような形になります。
土ふまずを作っている内アーチはよく知られていますね。
踵、母趾球、子趾球、この3つの接地点は、まるでカメラの三脚のように、地が平らであろうがデコボコしていようが、身体をしっかり安定して支える事が出来ます。
生まれたての赤ちゃんには、このアーチがありません。土ふまずもありません。
それは、赤ちゃんが歩かないからです。
足裏のアーチは歩く事で形成されていきます。足のアーチと歩行は関係の深いものなのです。

では、足裏のアーチの主な役割とは何でしょう。

「足裏へのダイレクトな衝撃を緩和、または吸収する役割」
「足裏にかかる体重を分散させたり逃がしたりする役割」
等々…足裏だけでなく、足首や膝、股関節、ひいては全身に関わる役割を担っています。

アーチが崩れるとどうなるのか。
様々な事が考えられますが、主に
「足裏のクッション機能が低下」
する事により、足が疲れやすくなります。
また、衝撃を緩和出来ない事により、関節等に負担がかかりやすくなり、歩き方にも変化がでてきます。
足の裏にタコやうおのめが出来たり、足の幅が広くなったり、外反母趾等が出てきたりする場合もあります。

足の健康の為、ひいては全身の健康の為に足裏のアーチが重要な役割を担っているとお話した所で、履き物のお話に戻りましょう。

サンダル履きが何故足に優しくないのか。

簡単に言うと、「脱げてしまいそうになるから足(や足の指)に無駄な力が入る」からです。

歩行の際足を前に出すと脱げそうになるので、脱げないように足の指に力が入ります。
また、脱げにくくなるよう足を引きずって歩いたりするクセがついてしまったりします。
歩き方に問題が有る事により足裏のアーチが崩れてきます。
無駄な力が入る事によって足の筋肉が疲労により硬くなり、膝や股関節、腰等に不調をきたす場合もあります。

サンダル履きで歩かれる際は、是非踵にバンドをまわせるタイプを選んで頂き、脱げにくいようにして履いて頂く事をおすすめします。
勿論、サンダル履きで歩いたからといってすぐに色々な不調が出る訳ではありません。
身体の殆どの不調は、毎日の積み重ねで少しずつ変化していきます。
履いてて楽だから、脱ぎ履きが面倒だからと思わないで、TPOに合わせた履き物を選んで下さい。

また、いくら足に良い靴を選んでも、正しく履かないと意味がありません。
脱ぎ履きが面倒だからと紐をゆるめて履いたり、踵を踏んで履いたりするのは避けましょう。
また、軽い靴が良いと思われがちですが、極端な重量でない限り、重さは気にしなくてOKです。
靴の総重量を値札に表示してある事はあまりないですよね。
軽さ、柔らかさは極端なものでない限り、お好みで選んでも差し支え無いと思います。

履くのが楽な履物イコール足に良い履物ではありません!

足に合わない履物を履き続けていると、足裏のアーチや歩き方が徐々に変化してきます。

一般的に歩く為に適した靴を選ぶ際のポイントとして、
「踵をピッタリ付けて履いた時に全ての指先が動かせる事」
「靴底のつま先が少し丸く反っているもの(シュースプリングと呼ばれる)」
「紐、またはベルクロ等で足の甲をしっかり締める事が出来るもの」
「ヒールの面積が広く、接地が安定している事」
「(インソールの)ヒールカップがしっかりしているもの」
が挙げられます。

足を「過剰に補助」するような靴(エアクッション内蔵、ウェッジのついたインソール等)、厚底のものやヒールの高いものは避けた方が良いでしょう。
また、サイズの小さすぎる靴は足指の変形やハイアーチ等のトラブルを起こしやすいのでNGです。
(ハイアーチ状態になると重心が外側へ偏りやすくなったり、足が過度の緊張状態を強いられる事に依り足首の動きが悪くなったり、足関節の捻挫に発展する事もあります)
大きすぎる靴は、靴の中で足が安定せず外反母趾やタコ、魚の目ができたり、靴の幅が広すぎて開帳足(足指に関連する靭帯がゆるみ、足裏の横アーチが平べったく広がるように崩れた状態の事。足指の付け根にタコができたり、足裏が疲れやすいとか痛む等の症状が出る場合もある)になってしまう事も。

また、バスケットシューズ等の、足首の動きを妨げたり足首を覆ってしまうようなハイカットの靴を子供さんの普段履きにする事もお勧めしていません。
お子様の身体が発育段階にある大切な時期に、足首の可動域を制限させる靴を履かせ続ける事で、足首の柔軟性が損なわれ、お子様の運動機能に影響を与える事があるからです。
実際に、ハイカットの運動靴を普段履きにしていたお子様で、しゃがみ座りが出来ない(しようとすると尻もちをついて転倒してしまう)という事例も少なからずあるので、特にお子様の履物は動作の妨げにならない、しっかりした物を選んであげて下さい。

サンダルのようなタイプの履物は、大きすぎる靴同様、足裏のアーチの崩れや疲労等が懸念されます。
あの履物がダメ、この履物がダメという事ではなく、「その状況に相応しい履き物かどうか」が大切だと思います。
面倒だから、楽だから、どこへ履いていくのもサンダルでいいか。なんて思ってないですか?
足の健康、ひいては身体全体の健康の為にも、上手に選んで、しっかり使い分けて下さいね。

靴職人の方曰く、足に優しい靴とお洒落な靴、両方を兼ねるものは無いそうです。
だからこそ、おしゃれ履きと足に優しい靴をしっかり使い分けて、健康もオシャレも両立させちゃいましょう。

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「水毒症」って何?

水毒症?
水って体にイイんじゃないの?
ドロドロ血も身体に悪いっていうし、デトックスなんかでもお水飲むのは大事っていうでしょ?
特に夏の暑い季節は熱中症対策でいっぱいお水飲んだ方がいいに決まってるじゃん!

…はい、お水を飲むのはとっても大切なんです。
間違いじゃないんです。
但し、飲む量や飲み方によるんです。

よく一般的に、成人が一日に摂取すると良いとされる水分量は2リットル程度と言われます。
汗や尿等で失われる分を補給し、血液やリンパ液等の体液をスムーズに流してあげる為にも、適切な水分補給は必須です。

当然飲み過ぎた分はオシッコになって出るんだよね?
お水沢山飲むとおトイレ近くなるじゃん!!
…と、思っていませんか?
ここ大事です。余ったからといって、そのまま膀胱に行く訳じゃないんです。

オシッコを排泄する為に、一つの重要なプロセスとして腎臓での処理があります。
実は腎臓さん、健康な状態でも1分あたり16cc程度しか尿を処理出来ません。
16ccって、大さじ1杯強です。ほんのちょびっとです。
一気に沢山の水分を摂る事で、腎臓にも無理をかける事にも繋がります。
何よりも…
過剰摂取した水分が全部排泄される訳ではなく、体内に残る事になります。

じゃあ、残った水分はどこへ行くのか?
実は腸から吸収され、全身に巡る事になります。
余分に腸から水分が吸収されると何が起こるのか?
ひとつは、水分が急激に多くなる事で血中塩分濃度が一気に低下します。
実はこれ、とても怖い現象です。
体内で塩分濃度が下がる(ナトリウム不足になる)と、細胞や骨に蓄えられているナトリウムを放出して、足りない所へ補おうとします。
また、過度な塩分不足は神経伝達が正常に働かなくなり、筋肉の痙攣が起こったり、症状が進むと昏睡状態になる可能性もあります。

血中ナトリウム濃度が135Eq/l以下になる状態は低ナトリウム血症と呼ばれます。
熱中症対策に!!と思ってどんどんお水を飲む。その行為が実は体を危険にさらしているんですね。
この低ナトリウム血症、熱中症と似た症状があり、熱中症に繋がりやすい症状でもあります。

ちょっと話が脇道にそれましたが、お水の過剰摂取が熱中症対策を考える上でも宜しくない事はわかって頂けたと思います。
さて、タイトルにもあります水毒症、見るからに水の摂りすぎが悪そうに見えますね(笑)
簡単に説明しますと、水は東洋医学で体液の事を指し、水毒は体液の流れが滞った状態を言います。
水毒症とは、水分が体内に滞った状態からくる諸症状の事を指します。
水分の滞りと同時に老廃物も滞ります。
一説には80%以上の女性に見られる症状とも言われており、
 ・顔がむくみやすい
・胃腸等の機能の低下
・頭痛やめまい
・おなかがぽっこりしている(チャポチャポする)
・下肢のむくみがひどい(特に膝から下)
・口が渇きやすい
・冷えやすい
・食生活/生活習慣が変わらないのに突然太った(2kg以上)
等々…水毒症以外にも見られる症状が多いですが、症状が進んでいくと意識障害や痙攣、最悪の場合脳細胞にダメージを受けて死亡するケースもあるそうです。

じゃあどうすればいいの?水飲まないと脱水症状とか熱中症とか怖いんだけど?
そうですよね。カギを握るのはお水の摂り方なんです。
そして、水毒症の予防と熱中症の予防、この二つに有効なお水の摂り方でもあるので、是非実践してみて下さい。

1.水分の一気飲み、過剰摂取厳禁!!
とにかくこれが一番やっちゃいけない事です。
水分を摂る際は少しずつ、ゆっくり時間をかけて。
一口、また一口、をゆっくりと。
また、1日で3L、4Lと過剰に摂取するのもNGですよ。

2.冷え冷えはNG。できれば常温で
夏の暑い時ですと冷え冷えで飲みたくなりますが、そこはガマン。
胃腸を急激に冷やすのは内臓を冷やし機能を低下させ、血の循環が悪くなるので良くありません。

3.麦茶等自然のミネラルが入った飲み物+適度な塩分を
特に夏場は汗と共に塩分やミネラル分が失われます。補給に最適なのが麦茶。
そこに梅干しを適量プラスする事で塩分とクエン酸が補給できます。
スポーツドリンク等は糖分が多いので、薄めて飲むとベスト。

以上が効果的な水分の摂り方になります。
更に、「毎日しっかり入浴する」「ストレッチやヨガ等の運動をする」をプラスして頂くとより一層効果的です。
是非むくみ知らずな快適生活を手に入れましょう♪

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